小浜キャンパス開催レポート(長崎県雲仙市/2010年2月10日)
2010-03-12 18:27

西九州一の湯量を誇る小浜温泉。370年余りの歴史をもち、町のいたるところから熱い蒸気が立ち上がります。夕日が美しい橘湾を臨む情緒豊かな海辺の温泉街です。 2月2日に日本一長い105メートルの足湯が誕生したことで活気づくなか、心と身体を元気にする健康づくり大学が開催されました。
日程:2010年2月10日(水)・2月11日(木)祝日
会場:雲仙市小浜温泉
主催:長崎県雲仙市
後援:社団法人民間活力開発機構
協力:日本コアコンディショニング協会
2月10日(水)/ 1日目・・・
今回会場となったのは、小浜温泉にある南本町公民館です。残念ながら午前中から雨に見舞われましたが、お昼過ぎには、参加者の方々が続々と集まってきました。恒例の健康チェックで、体重、身長、血圧を測定した後は、前回の開催時でも好評だった守山女性部加工組合によるヘルシー弁当をおいしくいただきました。
1-1.温泉療養学「正しい入浴のしかた」講義

会場:南本町公民館
講師:植田理彦先生(温泉療法医会顧問)
今回は主に、正しい温泉の入り方、そして雲仙温泉、小浜温泉の効能についてご教示いただきました。雲仙温泉と小浜温泉という泉質の異なる2つの温泉をもつ雲仙市に滞在すると、それぞれの特徴を活かした入浴を行うことで、温泉療法の効果を充分に期待できます。さらに、海辺の温泉地ならではの特徴として、海塩粒子を含んだ風が吹いている海岸沿いを散策することで、呼吸器機能を高めることができます。
そして、2月に新たに小浜温泉の顔として完成した「湯棚」と「足湯」について。湯棚に立ち込める温泉の蒸気を吸引することで、海風同様に呼吸器機能を高めることができるそうです。また、海に沈む夕日を眺めながらの足湯もほんのり額が汗ばむ程度にしておき、汗をかいたら必ず温泉で汗を流しておくことが大切です。
講義の最後では、参加者の方からいろいろな質問の声が上がり、大変盛り上がりました。
1-2.夕日を見ながら街歩き
講師:小浜温泉ボランティアガイド
昨年に引き続き、小浜温泉の魅力をたっぷり味わえる「夕日を見ながら街歩き」ツアー。今回はバスで移動しながらの街歩きだったため、徒歩だけでは行くことのできない遠方の地域まで楽しむことができました。案内役は、小浜温泉ボランティアガイドの皆さん。元気の良い声にパンチのきいた笑顔で、バスの中もパッと明るい雰囲気です(笑)。

駅からの景観
先ず最初に向かったのは、“生目八幡神社”。この神社は『眼』にご利益のある神社だそうで、その昔「平景清(たいらのかげきよ)」が源氏に敗れた後、自分の目をくりぬいて、うらみの心を捨て去った、という伝説により生まれた神社です。本社は宮崎の生目神社だそうです。日頃パソコンなどで眼が疲れやすい私は、しっかりと眼の健康をお参りしてきました。

生目八幡神社
次に“鬼石”という島原半島で最大の巨石を訪れました。道路沿いの畑の中に突如現れるその岩は、長さ12m、幅11m、厚さ6mでとにかく大きい!石の上には観音菩薩像が祀られており、自然の迫力を感じた岩でした。

鬼石
その岩にバスで向かう途中、キリシタン弾圧時代に長崎から雲仙地獄へ連れて行かれるキリシタン殉教者が上陸した浜跡を通過しました。「石合の浜」と呼ばれる浜に船で運ばれた殉教者は、数珠繋ぎに縄で結ばれ、逃げないよう途中で左耳を切られ、雲仙地獄まで歩いて連れて行かれ拷問を受けたそうです。その耳を切断した場所は「耳取り」というバス停の名で現在も残っており、年に一度殉教祭が行われ無念の死をとげたキリシタンたちに祈りを捧げています。

木津ヶ濱駅跡
その後バスは、1927年に開通し、自動車の普及により、わずか15年で幕を閉じた雲仙鉄道の“木津ヶ濱駅跡”地へ向かいました。バスが走るのはかつての鉄道です。この道を機関車が走っていたかと思うと胸がワクワクしました。橘湾が一望できる湾岸線は素晴らしい景色で、鉄道利用者の多くは景色を楽しむために車ではなく鉄道を選んだというエピソードに納得でした。途中、木々の葉が生い茂り、まるでトンネルのようになるため、“緑のトンネル”と呼ばれる山の切り通しを何ヵ所も通過しました。なんともロマンティックな風景!夏はきっと涼しいのでしょうね。そしていよいよ“木津ヶ濱駅跡”に到着。かつての駅は、今はホーム跡がひっそりと残っているだけ。わずか80年前、機関車が来るのを胸を躍らせて待っていた人で活気に満ちていた駅のことを思うと、時の流れの切なさを感じずにはいられませんでした。

緑のトンネル
他にも語りつくせないほどの興味深い、地元の方でないと知らないような面白い観光スポットに案内していただき、とても楽しいバスツアーでした。旅先の歴史を知れば知るほど、その土地への愛着が生まれ、また訪れてみたいと感じるのでした。バスガイドのみなさん、お疲れ様でした!ご案内、どうもありがとう!
1-3.日本一の足湯体験

会場:小浜マリンパーク足湯
講師:講師:植田理彦先生(温泉療法医会顧問)
あいにく天候に恵まれず海岸線に沈む夕日を眺めながら・・・とはいきませんでしたが、初めてみる長い長い足湯に驚きながら足湯を楽しみました。雨でも濡れない屋根がある足湯のスペースでくつろぐ方や、でこぼこの石のある歩行浴スペースで足裏のツボ刺激を楽しむ方など、みなさん思い思いに過ごしていました。
そして、なによりも足湯に浸かっているうちに他の人とも自然に会話が弾み、いつの間にか井戸端会議ならぬ足湯会議となっていました。見知らぬ人との触れ合いが温泉地での楽しみの一つであり、心のリフレッシュになる健康法だと植田先生も話していました。
2月11日(木)/ 2日目・・・
1日目に続き、2日目も残念ながら雨の中で始まりました。ですが、そんな天候でも楽しめる「ストレッチポール」と雲仙ではおなじみの「ノルディックウォーキング」とアクティブな内容が続きます。。。
2-1.ストレッチポール実践

会場:南本町公民館
講師:石田大助先生(日本コアコンディショニング協会 マスタートレーナー)
講師は、前回の雲仙キャンパスでもご担当された石田大助先生です。
みなさん、ストレッチポールは初めてという方が多く、謎の棒に興味津々のようす。はじめに、公民館の床に仰向けに寝てみます。そして、自分の背中のどの部分がどのように床についているかを確認します。多くの方は、おしりと肩甲骨が床にあたり、腰のあたりに手が入るくらいの隙間ができているようです。
それから、石田先生の指導通りにストレッチポールでエクササイズをして、最後にもう一度床に寝そべってみると・・・。みなさん、頭からかかとまで床にぺったりとなっています!!
これがストレッチポールの効果です。前回の雲仙キャンパスでも好評でしたが、今回もみなさんその効果に驚いていました。中には、講義が終わった後、石田先生からストレッチポールを購入している方もいました。
2-2.ノルディックウォーキング実践

会場:小浜マリンパーク/小浜体育館
講師:石田大助先生(日本コアコンディショニング協会 マスタートレーナー)
まずは、公民館で各自ポールの握り方などを学びます。そして、円になって基本的なポールをついて歩く動作を行いました。
次に、雨のためバスで小浜マリンパークへ移動し、雨が少し小止みになったところでバスを降り、海岸沿いを歩き、足湯の広場まで移動しました。足湯広場で、その後の昼食になる湯釜を使った蒸し料理の説明を受けました。雨のため、蒸し料理は望洋荘の方へ任せて、望洋荘の隣にある小浜体育館へ。体育館では時間いっぱい、大きく円になってノルディックウォーキングを行って午前中のプログラムを終了しました。
2-3.蒸釜を使った雲仙ブランド蒸し料理

蒸料理
会場:望洋荘
午前中にしっかり運動してカロリーを消費したみなさんお待ちかねの雲仙ブランド蒸し料理の登場です!

望洋荘のスタッフの方がカロリーを考え作った昼食に、さっきの湯釜で調理したアワビ・卵・じゃがいも・さつまいも・サザエ・蛸・ブロッコリーが並びます。塩化物泉の蒸気で蒸された雲仙の山の幸、海の幸はなんの調味料もいらず、そのまま食べても十分に美味しく、みなさんとても満足そうでした。
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